私の受験体験記
けん引一種

種別 |
取得年月 |
受験時 年齢 |
受験回数 |
試験場 |
| けん引二種 | 00年11月 | 34歳 | 3回 | 神奈川 二俣川 |
1.受験のきっかけ
89年に普通の会社員として正式就職してから12年間、会社の慰安旅行時にマイクロバスを1回だけ運転しただけで、大型車の運転からはすっかり離れていました。
しかし、2000年10月のある日、ふとこんなことを考えました。
「あと3ヶ月で20世紀が終わるなぁ〜」
「なにか、20世紀中に後々にも残ることに挑戦しておきたいなぁ〜」
「何かないか・・・・?」
「・・・・・・」
「あっ、そういえば取ってない自動車運転免許があと2つあるから、20世紀中に取って”全種制覇”を達成しよう!」
「よしやるぞ!」
普通のサラリーマンならばこんなバカなことは考えないかも知れません。
しかし、試験場の緊張感と達成感を知っている私にとっては、魅力的な課題だったんです。
ただ、問題はこれまで受験した場合と比べて環境が大きく異なることでした。
1)大型車の運転から12年も離れているため、車両感覚が薄れている。
2)就職時に神奈川へ引っ越したため、これまでに全く経験のない、二俣川での受験となる。
3)就職している以上、練習や試験場へ行く時間に制約がある。
4)何より20世紀終わりまで、3ヶ月しかない。
上記の通りの厳しい条件の中、私の「20世紀最後の挑戦」が始まったのです。
2.試験結果
1回目・・・不合格。 左折時のふくらみ。方向転換通過不。
2回目・・・不合格。 苦手な左バック。方向転換通過できず。
3回目・・・合格。 方向転換も完璧であった。
3.受験時のエピソード
1)戸塚教習場での練習
「試験場車両感覚を取り戻すこと」
「方向転換の練習」
この二つを目的に、時間貸し練習ができる戸塚教習場へ2回ほど通いました。
1回目の教習時のことです。
戸塚教習場の少しくたびれたけん引車に乗り込み、教習が始まりました。
はじめに外周を2回ほど周って試験車に慣れたあと、同乗指導員の指示に従って直線コースの途中で車を止めました。
すると、試験官はおもむろにシートベルトを外し、助手席前のダッシュボードに後ろ向きに腰を降ろしたのです。
そして、
指導員:「じゃあ、今日は直線バックの練習するから」
私: 「は、はい・・・でも私、方向転換の練習もしたいんですけど・・・・」
指導員:「まっすぐができれば、曲がるのは簡単なんだよ」
私: 「そうなんですか???」
指導員:「まあ、とにかく、やってみて」
ということで、疑問を持ちながらもとりあえず直線バックをはじめた。
しかし、実際にやり始めて分かったが、これが”ものすごく”難しいのである。
荷台の向きを早め早めに微妙にトラクターで方向修正しなければ、すぐに向きが変わり、まっすぐ走れないのである。
結局、直線道路を後退と前進を10回ほど繰り返して1回目の教習が終わった。
終わる頃にはなんとなくまっすぐ走れるようになってきた。
試験に2回不合格となってから、再び戸塚教習場へ出かけた。
またまた直線バック練習から始まったが、ある程度直線バックができるようになったら、 指導員に「じゃあバックで車線変更してみて」と指示され、 2車線でのバックスラローム走行の練習となった。
この練習もやりはじめは荷台のコントロールに苦労したが、終了時にはマスターした。
その後、2回ほど方向転換を練習させてもらったが、不思議なことに簡単に方向転換ができるのである。
指導員いわく
「ほら、直線ができれば、曲げるのなんで簡単だろ?」
その通りでした。
さすが指導員。
感謝感謝!
2)二種免許運転手としての自信を見せる
戸塚教習場2回目の練習を終えた後の本試験(3回目)はたいへん気持ちに余裕がありました。
方向転換時、荷台を入れる場所の手前で一時停止して安全確認した時、 試験官に「この確認方法、どこで習ったんだ?」と言われました。
”あれ?停止しちゃいけなかったんだっけ・・・?”と思ったものの、
「しっかりと転換場所の安全確認をするようにと教習場にて習いました!」
と大きな声で自信を持って返答したところ、
「そうか」
との多少感心したような返事でした。
その反応を見て”これはいけるかも・・・”と思いました。
運転はもちろん、自信を持った受け答えも有効だと感じます。
3.合格の為のキーポイント
1)安全基本動作
もはや言うまでもないですが、安全基本動作は”自然”にできるようになるまで練習しましょう。
2)方向転換を理屈でも完璧に理解する
一種と同様ですが、やはり、方向転換は最重要ポイントです。
感覚だけでなくその理屈をしっかりと理解し、荷台の進入が多少ずれてもリカバリーできる理屈も覚えておくと効果的です。
1回までの切り返しは減点になりませんが、気持ちも焦って安全確認で減点になるケースが多いので、荷台が多少ずれても切り返し無しで挽回できる理屈と技能を身につけたいところです。
2)左折時に縁石から50cm以内維持すること
1回目の試験時に「二種なんだから、後輪が縁石から50cm以上はなれないような左折ができなきゃだめだよ」と指摘を受けました。
1種では60cmだったのですが、今回は50cmと言われてしまいました。
50cm以内を維持させるには、左折後半でトラクターをかなり切り込ませるような感覚で台車を誘導しなければいけません。「左折前の左寄せ」「切り始めのタイミング」「後半の切り込み」を練習しましょう。
試験場のコースの水切り縁石は約30cmですので、この縁石に沿って後輪が通ることを目指して練習しましょう。
水きり縁石は約30cmです
3)気持ちに余裕を持ったハンドリング
特に方向転換時には「ハンドルをゆっくりと大きく回す」ように心がけましょう。
特に方向転換後退時にはハンドルを細かく動かして荷台の方向修正をしたくなりますが、こちょこちょ細かく動かしたり 停止状態で一気にフルステアまであくせくとハンドルを回すようではダメです。
たとえ「ドキドキ」していても、「方向転換は余裕です任せてください」というくらいの気持ちと動作で試験官にアピールしましょう。
4)コースの完全攻略
二俣川がはじめてであった私にとってはコース攻略も大きな課題でした。
コースを徹底的に頭に叩き込んだ上で、コース開放を利用してコースのポイントを学びました。
コース図は試験場2号館の売店で買えますのでけん引コース図は130円です。
この売店でコース図売ってます
二俣川試験場では午前・午後の試験前にコース開放をしています。
合格する受験生ほど、この時間にしっかりとコースの下見を行っているんです。
マップ片手にコース下見です
さらに、二俣川では土日にコース開放を行っており、中型トラック、大型バスの試験車を借りて実コースで練習ができます。
残念ながらけん引車は貸してもらえませんが、中型トラックでの実走でもコースは十分に学べます。
神奈川で受験体験記のHPにはたいへんお世話になりました。
特に池田さんのHPは内容も詳しく、何度見せてもらったことでしょう。感謝です。
4.効果的な練習方法
1)日頃からの安全基本動作
言うまでもありません。
2)やっぱり「方向転換」の攻略です。
一種の練習と同じですが、方向転換を理屈で理解する為には、道具を利用することをおすすめします。
a)シミュレーション
けん引二種を受験時には「トレーラーパーク」というWeb上のシミュレーションにお世話になりましたが、現在はホームページを閉じてしまったようでです。
現在は2D自動車シュミレーターという便利なシミュレーターが提供されています。
徹底的に使いこなして、方向転換時の車両の動きをマスターして下さい。
利用無料です。
b)模型
自分で模型を作って練習するのも有効です。
参考HP→
c)ミニカー
500円程度で買えて経済的なので、1つ買って徹底的に使い倒してみてください。
3)神奈川二俣川試験場での試験観察
二俣川試験場ではけん引方向転換コースのすぐ上に来訪者用の立体駐車場があり、上から試験を観察できます。
こんな近くで観察できます
立体駐車場から合格者、不合格者の実際の方向転換を観察することはたいへん勉強になりますので、時間に都合がつく方は二俣川へ足を運んでみてください。
私も何度も行きました。
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